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迷惑料

 北海道函館市の南かやべ漁業協同組合は、太平洋クロマグロの小型魚(30k未満)を大量に漁獲した問題で、「迷惑料」として約1億円を日本定置漁業協会に支払うことになりました。同クロマグロは資源の減少が指摘されており、水産庁が漁獲上限(全国枠580.5㌧)を設けていましたが、北海道だけで602㌧に達し、秋田県など19府県が操業自粛を強いられていました。うち同漁協は452㌧を漁獲しており、他府県からは批判が寄せられていたとか。当時の市場価格から利益を約1億円と試算し、漁業者が準備するとのことです。

 ところで今年は、各地でサンマ漁やイカ漁でも歴史的な大不漁が続いています。秋田の冬の味覚、季節ハタハタも漁獲量が少なく、主要な漁港である男鹿市北浦では、まとまった群れが一度も接岸していません。庶民の魚であるサンマやイカ、ハタハタが高級魚になってしまいましたネ。

by shouichiro_sato | 2017-12-13 23:14 | 産業振興 | Comments(0)  

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