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民進も低迷

 民進党の野田佳彦幹事長はきょう開かれた両院議員懇談会で、今月2日の東京都議会議員選挙での惨敗の責任を取り、辞任する意向を表明しました。蓮舫代表の後ろ盾だっただけに、今後の民進党がどういう執行部で再生に向かうのか、注目されます。

 安倍内閣の支持率が低下し、民進党にとっては「最大のチャンス」であるにもかかわらず、党内には蓮舫執行部の退陣や解党を要求する声もあるとか。実際、最近の世論調査では自民党への支持率が低下しているのに、野党第一党である民進党の支持率も低下しているという、可笑しな現象が続いています。

 かつては自民党政治への国民の批判を受け止めた民主党(当時)でしたが、今になって思えば寄せ集めの集団だったためか、政策の基幹事項やスタンスが定まらず、離散集合を繰り返してきたようにも思います。離党者やその予備軍も多いとすれば、これからも前途多難です。

 都議選後の総括で「解党的な出直しをして頑張りたい」と述べていたという野田氏。自ら首相を経験し、安倍自民党総裁(当時)との党首討論で「国民に信を問う」と解散を決断した当事者として、政党再編を目指したらどうでしょう。内閣支持率の低迷で当分の間は「解散総選挙」が先送りされるでしょうから、「国民が期待する受け皿」づくりに頑張ってもらいたいものです。

by shouichiro_sato | 2017-07-25 23:08 | 国政・時事 | Comments(0)  

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