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かづの牛

 県内の鹿角地方で飼育されているに日本短角種の牛「かづの牛」の魅力を語る夕べが今夜、ルポールみずほ(秋田市山王)で開かれ、その旨さを体験しました。

 かづの牛は黒毛和牛と比べて脂肪分が少ない赤身肉で、低カロリー、高タンパク、鉄分・ミネラルが豊富な牛肉。古くから鹿角地方に定着している「おらほの牛」で昭和の終わりころには1000頭余が飼育されていましたが、その後は減少が続き、平成20年ころには200頭台に。

 しかし、近年は赤身肉への評価が上昇し、地域では産地力回復の好機ととらえて、増頭運動に取り組んできました。鹿角市が繁殖素牛導入に対する補助を始めたほか、生産基盤の拡大のために50haに及ぶ公共牧場の改良と専用畜舎の整備を実施し、飼育頭数も肥育と繁殖を合わせて800頭台に復活。さらには加工販売用の設備も導入しました。

 ステーキやしゃぶしゃぶ、ポトフなど様々なメニューが用意され、「健康にいい牛肉」だと評判でした。牛の赤身肉は全国的にも供給されている量が少ないだけに、今後の展開が期待されます。

by shouichiro_sato | 2016-11-28 21:52 | 産業振興 | Comments(0)  

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