どうする?「国体アドバイザー」
2006年 06月 29日
来年の「秋田わか杉国体」と「わか杉大会(障害者スポーツ大会)」を県民総参加で成功させようと、県民にボランテアを呼びかけていながら、今年3月に任期を2年残して辞職した前教育長・小野寺清氏を、月額報酬30万円の非常勤特別職として起用することについては、異論を唱える議員が会派を超えて多くいたといわれます。私も、県民感情からして当然のことと思います。しかし本会議での採決の結果は、意見が割れた自民党の議員8人が退席し、反対したのは共産党だけ。原案通り可決されました。
確かに、46年ぶりの大イベントを前にして、「選手強化などの面で水を差すのは避けたい」との思いもわかりますが、辞職した前教育長を有給で起用して各高校に対する影響力を期待しなければならないほど、盛り上がりに欠けているのでしょうか。県体育協会からもそうした要請があったと知事は述べています。だとすれば、小野寺氏は国体が終了するまで任期を全うすべきだったと思います。3期目を受諾する時点で国体の開催は任期中と決まっていたのですから。
寺田知事は「県が辞令交付することでアドバイザーの役職を果たせる。ボランテイアでは対外的に効力がない形になる」との認識とか。こうした一連の動きについて、小野寺氏自身は公の場ではまだ発言をしていませんから、今後が注目されます。
ただ、辞任の決意が固かっただけに退任後の人生設計は出来ていたと思いますので、思い入れの強かった国体で(自らの)果たす役割が保障される以上は、「報酬は選手強化費に役立てるため、県体育協会に寄附したい」などという事になれば、県民も拍手喝采すること間違いなし。ボランテイアへの参加も一気に増えると考えますが・・・・・いかがでしょうか、小野寺先生。
by shouichiro_sato | 2006-06-29 18:00 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)