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知事の公約

 9月県議会はきょう、海外からの観光客を増やす予算などを盛り込んだ補正予算などを可決し、閉会しました。しかし、議論の焦点は一般質問や予算委員会総括審査で質疑が集中した、「県・市連携による新しい文化施設」。現在の県民会館を解体して整備する案について、狭い敷地のために高さなどが制限される施設の構造や配置、隣接地を取得して駐車場にする新たな財政負担などの問題が浮上しています。

 閉会後の行われた記者会見で佐竹知事は「施設の建設は公約なので、2期目の内に方向性を決めたい。基本設計のための準備予算を任期中に示したい」と述べたとか。

 私の質問への答弁で「(来春の選挙で)知事が変われば、この計画は実現しないだろう」と答えた知事には、新しい文化会館を県民会館跡地に建設する案を早急に決めなければ、知事選挙の争点になるかもしれないという不安があるのでしょうか・・・・。

 とかく為政者は、一旦決めたことの主張を貫きたいものですが、それに拘泥するあまり全体が見えなくなるもの事実です。知事の公約は「県と市が連携して新たな文化施設を整備する」というものですが、(公約時には示されなかった)特定の場所に拘ることによって、中途半端で使いにくい施設になるとすれば、後世に悔いを残すことになるでしょう。

by shouichiro_sato | 2016-10-06 20:56 | 秋田県 | Comments(0)  

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