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平松守彦氏

 「一村一品運動」を提唱するなど、アイデア知事として知られた前大分県知事の平松守彦氏が、21日に逝去しました(享年92歳)。大分県出身で、旧商工省(現経済産業省)から大分県副知事を経て、1979年の知事選挙で初当選。連続6期24年間の長期にわたり務めています。

 実は今から30年以上前、私は平松氏の講演を聞く機会に恵まれ、「視点を変えて、地域に自慢できるものを発掘しよう」という言葉に触発されたのが、その後の「うご牛まつり」や「雪とぴあ七曲」など、羽後町における地域興し活動の原点となりました。

 昭和61年には県町村会が主催する「秋田を興すシンポジューム」を県民会館などを会場に2日間開催し、平松氏が来県して基調講演。地方自治体の関係者が一堂に会し、秋田県のこれからを議論したシンポジュームは、「空前絶後の会合」(故高田景次・秋田市長)でした。

 一村一品運動は海外からも注目され、アジアの発展にも大きく貢献。1995年にはアジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞しています。シンポジュームへの出席依頼を始め、平松氏には当時の県町村会副会長・故佐藤吉郎氏(元羽後町長)とともに何回か面談し、地方の発展の道標を教示いただきました。 合掌。

by shouichiro_sato | 2016-08-24 22:19 | 地方自治 | Comments(0)  

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