ため池竣工
2016年 06月 12日
同地域は羽後町の西部で出羽丘陵の南端にあり、高瀬川の最上流部。渓流水を取水源としているため、用水不足による水争いが絶えませんでした。そのために現状を憂う有志がため池の築造に着手し、皿ヶ台では昭和24年から3年かけ、総工費80万円で完成。二ツ橋も同じように昭和29年に築造されています。
それから60余年が経過したため、堤体からの漏水や取水施設の破損等、経年劣化による老朽化が顕著になっていました。地元の要望を受け「県営ため池等整備事業」に採択され、皿ヶ台は平成23年から、二ツ橋は同24年から改修工事に着手。それから6年余で新たなため池として生まれ変わりました。
皿ヶ台ため池 堤高10.7m 堤長57.0m
受益面積35.3ha (貯水量 23600トン)
二ツ橋ため池 堤高10.4m 堤長70.0m
受益面積25.3ha (貯水量 12600トン)
祝賀会では二つの水利組合のメンバーが、地元に伝承されている県指定無形文化財・仙道番楽を披露し、大いに盛り上がりました。
by shouichiro_sato | 2016-06-12 22:05 | 羽後町 | Comments(0)