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県南にもドームがほしい

 昨日の日記の最後に、「W杯のテレビ中継は日陰が多くて映像が見にくい」と書きましたが、今朝の新聞記事によると、フランクフルトW杯競技場では今後、「昼間の試合では開閉式の屋根を閉じることになった」と報じられていました。他の競技場でも同様の措置を検討しているとありますから、同じ思いの人が世界中にいたんですね。最も、FIFAの担当者も「屋根を閉じた方が涼しくて選手のコンデションにもいい」と話しているとか。それなら最初からそうしてほしかったものです。

 さて、従来は屋外のスポーツだった野球なども、ドーム球場が各地にできたことで、天候に左右されずに開催できるようになりましたし、雪国でも年間を通してグランドの感触を楽しむことができるなど、スポーツ施設の進歩には著しいものがあります。県内でも秋田市雄和のスカイドームに続いて大館市の樹海ドームが完成し、多くの人々に喜ばれています。その後、規模は小さいものの各自治体にも屋根付きの運動施設が増えています。

 こうした建設技術を支えている日本の、いや世界の第一人者が秋田県出身、それも羽後町で生まれた方であることはあまり知られていません。スカイドームや樹海ドームは勿論ですが、日本初の大型施設である東京ドームをはじめ、大阪・福岡・札幌・名古屋と、ほとんどのドーム球場の技術指導を担当しています。その人の名は、最上公彦博士。現在、㈱竹中工務店常務取締役で、同技術研究所所長でもあります。

 一昨年、久しぶりに帰郷した最上博士は、来年開催される秋田国体・ホッケー競技会場(県内初の人工芝コート)を視察してくださいましたが、「これだけの施設を半年間、雪の下にするのはもったいない。屋根をかけることは可能です」とのこと。もっとも、今の町の財政事情ではとても無理な話ですが、夢のある助言をいただきました。

 豪雪地帯でも技術的には課題をクリアできるといいますから、県南にもドーム施設がほしいものですネ。

by shouichiro_sato | 2006-06-14 23:59 | 羽後町 | Comments(0)  

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