水産業
2015年 09月 25日
本県の海岸線は砂地が多いことや、冬期間の日本海は荒れる日が多いなどの状況にあるとはいえ、低迷する水産業をいかに振興するべきか。県議会農林水産委員会では、県水産振興センターの大竹所長を参考人招致して、課題や今後の展開を議論しました。
県の「第2期ふるさと秋田農林水産ビジョン」では次の施策を実施するとしています。
① つくり育てる漁業と適正な資源管理による漁獲量の安定化
海面漁獲量が減少傾向にあることから、水産振興センターの種苗生産施設を最新技術に対応した施設として、来年度からの3ヵ年で整備する
② 持続的な漁業の発展を支える担い手の確保・育成
個人経営体698のうち、後継者がいるのは72経営体と少なく、漁船や漁具の初期投資が多大であるため、新規就業者に対する自立・経営安定対策を推進する
③ 県産水産物の高付加価値化・ブランド化による販路拡大
水産加工品生産額は約24億円で、海岸線を有する都道府県で最下位となっており、産地と加工・流通事業者の連携等による戦略的販売を行う
by shouichiro_sato | 2015-09-25 23:02 | 産業振興 | Comments(0)