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水産業

 秋田県の海面漁業の水揚げ量は約8000トン、金額にして32億円余(平成25年度、以下同じ)。主な魚種はハタハタで、他にマダラ、マアジ、カニ類などの季節ものが主となっています。海に面している太平洋側の県と比較すると、宮城県の5%程度で、桁違いの格差があります。

 本県の海岸線は砂地が多いことや、冬期間の日本海は荒れる日が多いなどの状況にあるとはいえ、低迷する水産業をいかに振興するべきか。県議会農林水産委員会では、県水産振興センターの大竹所長を参考人招致して、課題や今後の展開を議論しました。

 県の「第2期ふるさと秋田農林水産ビジョン」では次の施策を実施するとしています。

 ① つくり育てる漁業と適正な資源管理による漁獲量の安定化
   海面漁獲量が減少傾向にあることから、水産振興センターの種苗生産施設を最新技術に対応した施設として、来年度からの3ヵ年で整備する

 ② 持続的な漁業の発展を支える担い手の確保・育成
    個人経営体698のうち、後継者がいるのは72経営体と少なく、漁船や漁具の初期投資が多大であるため、新規就業者に対する自立・経営安定対策を推進する

 ③ 県産水産物の高付加価値化・ブランド化による販路拡大
   水産加工品生産額は約24億円で、海岸線を有する都道府県で最下位となっており、産地と加工・流通事業者の連携等による戦略的販売を行う

by shouichiro_sato | 2015-09-25 23:02 | 産業振興 | Comments(0)  

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