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チョッと気になる話です

 「人の足を引っ張る」と思われそうで嫌なのですが、朝刊にチョッと気になるニュースがありましたので書かせてもらいます。県は来年の「秋田わか杉国体」と「わか杉大会」を成功させるために、「非常勤のアドバイザーを置きたい。候補者はこの春に辞任した前教育長を充てたい」として、月額30万円の報酬などを補正予算に計上しました。任期途中(あと2年ありました)での教育長の辞任もその理由がよくわかりませんでしたが、人件費の節減に努めているこの時勢に、敢えてアドバイザーを設置する必要があるのか?。 前教育長は国体の誘致から施設整備、選手強化まで積極的に推進してきた功労者ではありますが、自ら県民にはボランテアでの協力を求めておきながら、チョッと変な話です。国体に関わっていたいと言うならば、黙って任期いっぱい務めていただければ何も問題はなかったと思いますし、退任したのであれば一県民の立場で積極的に地域でご活躍することもできるでしょう。この経緯はどういうことなのか興味があります。

 また、昨日開かれた「県総合政策審議会」は新しい会長に前東大学長・佐々木毅先生(美郷町出身)を選任し、これからの秋田県の課題解決について専門的な審議を始めることになりました。県内外の各界を代表する顔ぶれですので、県民の期待は大きいものがあります。秋田県の発展のために各委員の英知を結集して、今後の秋田の進むべき道をご提案いただきたいと思います。ただ、気になったのは、役員の選任で会長と会長の職務代理者は必要としても、設置条例には定めのない名誉会長も選出したといいますから、これはどういうことでしょうか?。この種の審議会に名誉会長が必要な訳がわかりません。前会長への配慮だとしても、任意の団体と違ってチョッと変ですね。

 「人材を育てる」ためには、多くの県民が参画する機会をつくり、知識や経験を豊かにしていくことが重要だと思いますが、このところの人事や委員構成などを見ていると、公募形式を取り入れてはいるものの、一方では「いつもの顔ぶれ」が多くなったという思いがします。
 
 そうした声を払拭するためにも、皆さんのご活躍を期待しています。 

by shouichiro_sato | 2006-06-07 14:11 | 秋田県 | Comments(1)  

Commented by BUU at 2006-06-08 11:39 x
ちょっと変・・・と思うことは行政の中に山ほどあって、一人では指摘できにくいこともあり、悶々としています。提言と言う形できちんと文書で各担当課に意見を出しても、回答も無く机の引き出しで握りつぶされる現状です。動かしやすい委員を選出する傾向にあり、公募はお飾り的存在です。その公募で「ちょっと変」を指摘すると委員からはずされます。本来は、「ちょっと変」を政策実行の前に指摘してもらうための委員会でもあるはずなのに・・・。行政側のシナリオに添えないと「おまかせください」の一言で切られてしまう現状に何度も遭遇しました。最近は、財政に緊迫から市民協働だとか、県民が主役だとか賑やかですが、「だまされないで!」といいたい。
私が、一人でできることは、各種委員の情報公開をもとめることなので、そこから入って、市民協働を検証したいと思っています。真摯に働いている職員のためにも・・・。

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