新国立競技場
2015年 07月 15日
同競技場は国際的なデザインコンペを行なって、巨大なキールアーチ構造のイメージを採用。その後の見直しを経て、昨年5月の基本設計段階では総工費1625億円とされていました。しかし、工事費を積算してみると、当初計画を大幅に上回ることや、工事が間に合わないとして屋根の部分を五輪後に先送り(大規模改修費は1046億円とか)したものの、それでも900億円も膨らむことに。ただ、日本スポーツ振興センターは7日に有識者会議を開いて計画を了承し、実質的なゴーサインを出していました。
「デザインを新しいものに変えると、五輪に間に合わなくなるリスクがある」(下村文部科学相)とのことから、政府内にはデザイン変更は困難との認識があるものの、批判は拡大しています。
そんな中、安倍総理が「総工費を削減するために建設計画を変更する方向で検討に入った」とのニュースが夕方にありました。正午過ぎ、安全保障関連法案が衆院平和安全法制特別委員会で強行?採決された矢先だけに、国民の関心が高い新国立競技場の問題での(政権への)打撃を避けようとする思惑があるのでしょうか・・・・。
by shouichiro_sato | 2015-07-15 21:48 | 国政・時事 | Comments(0)