彗星に着陸

　ヨーロッパの宇宙機関（ＥＳＡ）が打上げた探査機が、彗星（すいせい）への着陸に世界で初めて成功しました。彗星は火星と木星の間にあるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で、到達までに要した時間は実に１０年、約６５億ｋｍも離れています。

　無人探査機ロゼッタから分離した着陸機フィエラは、着陸後に撮影した表面の写真を送ってきましたが、これから太陽系が誕生した頃の状態に近いとされる彗星表面の成分などを分析し、生命誕生の起源を探るためのデータを採取するとか。

　このニュースを見て、２００３年５月に打上げられ、７年後の２０１０年６月に小惑星イトカワから地球に帰還した、探査機「はやぶさ」を思い出しました。今月３０日にはその後継機「はやぶさ２」が打上げられる予定です。

　・・・・・・・宇宙は、無限ですネ。