幼い子供を犠牲にするな
2006年 05月 22日
わずか1ヶ月前には、男児の住む2軒隣の小学4年生の女児が行方不明になり、水死体で見つかっているなど、「故郷の原風景が残るような農山村で一体、何があったのか?」と、不安は募るばかりです。能代警察署に置かれた捜査本部には一日でも早い事件の全面解決、犯人逮捕を願ってやみません。
それにしても最近、全国的に幼い子供が犠牲になる事件が多すぎます。何も抵抗できない弱者を狙った卑怯な犯罪は人間関係の希薄な都会の出来事かと思っていましたが、ここに来て田園豊かな農村地帯でも多発していることに、背筋が凍てつく感じがします。登下校は親が送迎しなければいけなかったり、外で子供たちが遊べないなどというのは、秋田では考えられない光景ですが、しかし現実には私の住む町でも「○○地区子供を守る会」が7箇所に結成され、パトロールや広報・啓蒙活動を開始しました。
かつて、村ではどこの家の子供であれみんなが声をかけていましたが、いつの間にか「隣は何をする人ぞ」「うちの子供には指図をしないで」となってきたのも事実です。しかし、出会った人に「おはようございます」と挨拶もできない社会は問題です。犯罪行為は言語道断ですが、「思いやり」や「優しさ」といった大事なものまで置き去りにされないよう、慎重に対応しましょう。
by shouichiro_sato | 2006-05-22 15:02 | 社会・話題 | Comments(1)
