コメ産地偽装
2014年 06月 18日
京都新聞によると、今年3月、中国産米を数十パーセント混ぜたコメを「国産米」と表示した袋に詰め、卸売りや通信販売で産地を偽装した疑いがもたれています。
1月に府警に寄せられた情報をもとに同社のコメを鑑定したところ、「単一原料米・滋賀県産コシヒカリ」「複数原料米・国内産」などと表示された袋に、中国産米が混じっていたことが判明。「コシヒカリ」と表示された袋からも、別品種が検出されており、表示の国内産地と違う国産米の混入も疑われています。
同社は2005年6月にも、中国産米や別の種類の国産米を混ぜたコメを「コシヒカリ100%」と表示して販売したとして、農林水産省からJIS法に基づく業務改善命令を受けていました。
全くもって悪質な、卸業者ですネ。この際は入手ルートなど、徹底した解明をしてください。
《 続報・コールセンター 》
DIOジャパン(本社・東京)が、全国各地で緊急雇用創出事業の助成を受けて起業した子会社(コールセンター)で、解雇通告や給与の未払い、事業の縮小・閉鎖する出来事が続いています。
福島県や岩手県にある数ヶ所のコールセンターに続いて、昨日は岐阜県美濃加茂市と愛媛県西予市のコールセンターが6月末に閉鎖される方針であることが分かりました。どのコールセンターにもオペレーター育成料や賃借料として、1億円以上の業務委託料が支払われています。
東日本大震災後に設立されたコールセンターは、東北地方を中心に全国で16ヵ所以上。支払われた「コールセンターオペレーター人材育成事業」業務委託料は、福島県いわき市の7億5000万円など、総額で30億円を超えているものと思われます。
羽後町では5月に、業務委託料の残額1000万円ほどを同社現地法人に支出しており、資金繰りに困ることはないはずですが、4月以降の給与が未払いになっています。(追記・6月11日の報道後に一人当たり2万円の支払いがありました)
子会社が(進出した)自治体から、業務委託料を受け取ることができるのは約1年間。同社は2011年から2年程の間に次々と起業し、業務委託料の対象期限を境にして、解雇通告や給与遅配・未払いを起こしていました。何となく、助成金目当ての「自転車?操業」に思えてなりません。
by shouichiro_sato | 2014-06-18 21:02 | 事件・事故 | Comments(1)