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大雪の基準

 毎年のように2mほどの積雪がある当地では、一晩に30cmを超える降雪があった場合などに「きょうは大雪だ!」などと言っていますが、(普段は)雪が降らない地域では、5cmでも大雪です。

 気象庁の大雪警報・注意報の発令基準は、基本的には24時間の予想降雪量ですが、全ての地域が同じではありません。東京の大手町では20cmで大雪警報、5cmで大雪注意報。新潟県南魚沼地域では12時間降雪の深さが60cmで警報、35cmで注意報とのこと。それぞれの地域で災害が起きる可能性を勘案して決めています。尚、湯沢雄勝地域では12時間降雪の深さが山沿いで50cm(平野部40cm)で警報、25cm(同20cm)で注意報が発令されます。

 関東甲信地方の9日までの最大積雪量は、千葉市で1966年の統計開始から最多となる33cmを記録。東京都心の大手町で27cm。埼玉県熊谷市と山梨県甲府市は43cm、長野県松本市の49cmはいずれも統計開始から10番以内に入る記録的な大雪だったとか。

 宮城県仙台市は東北ですから雪も多いと思っていましたが、今回の積雪35cmは1926年の統計開始から3番目となる記録とのこと。

 特に首都圏では鉄道の運休や高速道路の通行止めが続き、交通網が混乱しました。成田国際空港では6000人を超える人が空港内で一夜を過ごすなど、「陸の孤島」になっています。

 千葉県の山武地域では除雪の人手が足りず、県発注の土木工事で談合を繰り返していたとして、指名停止していた業者27社の処分を一時解除し、県の委託で除雪作業が行われています。県の規定では「やむお得ない事情の場合」には、随意契約ができるようになっています。

by shouichiro_sato | 2014-02-10 22:05 | 社会・話題 | Comments(0)  

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