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万能細胞

 生命科学の常識を覆す画期的な成果が公表されました。外部から少しの刺激を与えるだけで、初期化が起き、どんな細胞にもなれる万能細胞(STAP細胞と命名)の作製に成功しました。神戸市にある理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダー(30歳)らの研究成果です。

 万能細胞には、少し成長した受精卵を壊して取り出したES細胞、山中伸弥・京都大学教授が作り出したiPS細胞がありますが、STAP細胞はiPS細胞より効率よく作ることができ、ES細胞と同じくらい遺伝子を傷つけにくく、万能性が高いとのこと。

 小保方さんは2012年4月、イギリスの権威ある科学誌「ネイチャー」に論文を投稿したものの、「あなたは過去何百年にもわたる細胞生物学を愚弄している」と批評され、掲載を却下されていたとか。しかし、1年かけて追加の証拠をそろえ、13年3月に再挑戦。同誌は29日、電子版のトップ記事でこの研究成果を掲載しています。

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  (写真・1面トップで大きく報じられた「万能細胞」のニュース。30日の朝日新聞)

by shouichiro_sato | 2014-01-30 22:45 | 社会・話題 | Comments(0)  

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