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入札中止

 秋田市役所の新庁舎建設工事(鉄筋コンクリート地上6階、地下1階建て)の入札が、参加を申し込んだ業者がゼロだったために中止になりました

 同工事は6月に入札公告を行いましたが、建設資材の高騰などにより参加を申し込んだ全ての業者が辞退して中止になっており、今回が2度目。予定価格を6月当初の約96億円から10億円近く増やし、業者の参加資格も市内限定から市外のゼネコンにまで広げたものの、参加する業者はありませんでした。

 ゼネコン関係者は「建設資材価格はどんどん上がっており、見積額は予定価格をはるかに上回っているため、参加を断念した」(秋田魁新報)とか。一方、穂積志市長は「設計変更は考えていない。予定価格の引き上げも根拠が無いとして否定的」(ABS秋田放送)とのこと。

 東日本大震災の復旧工事で建設資材や人件費が高騰し、その上、受注しきれないほどの仕事がある中で、ゼネコンにとって100億を超える規模の事業であっても、「魅力の無い?工事」なのか。消費増税の時期も迫っており、市当局は厳しい状況に追い込まれてしまいました。

by shouichiro_sato | 2013-08-21 22:14 | 地方自治 | Comments(0)  

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