農業者大会
2013年 06月 08日
昭和50年代に羽後町で始まった農業者大会は、湯沢市雄勝郡の広域で実施されるようになって今回が13回目。いつの時代も「厳しい農業」(主催者の挨拶)の状況が続いてきました。
過去の大会では各政党の国会議員による農政討論会や、生産者と消費者代表によるパネルデスカッションなどを通して、農業の現場の声を訴えてきています。今回は青森大学教授でジャーナリストの見城美枝子さんの講演「世界の中の日本の農業」と、2人の農業者による実践発表を通して、強力な農政運動を展開することを決意しています。
大会スローガンは、「わが国の食と暮らし、命を守るため、TPP交渉参加に断固として反対しよう」「食糧自給率の向上と農業の多面的機能を守るため、再生産可能な農業経営所得安定対策を確立させよう」「生産者と消費者が一体となって食の安全と安心を考え、安定した農産物供給ができる地域農業の振興を目指そう」。
「食の自給なくして、国の自立なし」(見城さん)とはいうものの、わが国の食糧自給率は下落し、農村地域では耕作放棄地が増え、農業従事者は高齢化し、過疎化が進むばかりです。
by shouichiro_sato | 2013-06-08 23:22 | 産業振興 | Comments(0)