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災害弱者

 災害時に自力で避難できない高齢者や障害者の「災害時要援護者」(災害弱者)が秋田県内で5万4437人いることが、秋田魁新報の調べで分かりました。

 最も多いのは秋田市で2万3540人、次いで由利本荘市が6655人、大仙市5021人となっており、この3市で全体の3分の2を占めています。 

 一方、少ないのは井川町31人、藤里町と羽後町が72人、大潟村83人、湯沢市91人、八郎潟町98人などとなっており、各市町村の人口比較とは違った状況になっています。これは要援護の対象者を市町村が独自で定めているためですが、10市町村は名簿の整理までは至っていないとか。これは本人の同意なしで個人情報を提供できないためです。

 ただし、秋田市では2012年7月施行の「市災害対策基本条例」で、特に支援が必要な重度な障害者や要介護3以上の市民の住所、年齢などの個人情報を本人の同意にかかわらず、町内会長や民生委員、自主防災組織の代表に提供できると規定しています。

by shouichiro_sato | 2013-05-26 23:52 | 秋田県 | Comments(0)  

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