元衆議院議員

　任期満了により２１日に告示される秋田県知事選挙へ「候補者擁立を断念」した民主党県連に対して、「ダラシナイ」と書いたのは１０日ほど前でしたが、昨年１２月の総選挙で落選した２人の元衆議院議員は、居住する地域の首長選挙に立候補する模様です。

　秋田２区の元議員・川口博氏（６５歳）は３月８日に小坂町長選挙への出馬を表明。秋田１区の元議員・寺田学氏（３６歳）はきょう、秋田市長選挙への出馬を表明しました。ともに民主党を離党し、無所属で立候補するとのこと。同党県連は２氏に対して知事選挙への立候補を要請していたものの、お二人は固辞していました。

　川口氏は「昨年末から支持者から出馬を促す声があった」として、現職と新人が出馬表明している中への参戦。寺田氏は現職の無投票が囁かれるところへ「現市政に疑問を持っている。市民が選択できる場をつくりたい」と決意。民主党を離党する理由について川口氏は「（政党政治は）地方政治には馴染まない」、寺田氏は「首長は一党一派に属さないべきだ」と話しています。

　元衆議院議員の首長選出馬は、４月７日投開票で行われる選挙の注目点になりそうです。