縄野三女さん
2013年 03月 17日
縄野さんは昭和54年から27年間、羽後町文化財保護審議委員として民俗文化財の保存・活用に尽力された他、平成4年に設立された羽後町文化協会の副会長として地域の芸術文化の向上発展に貢献。手芸サークル「木耀会」を主宰して、藍染め絞りの優れた作品を発表。国際芸術グランプリ大賞受賞やホノルル国際美術展入賞を果たしています。平成10年には羽後町文化功労者として顕彰されています。
縄野さんは盆踊りの名手であり、俳句や人形創作でも指導者。今から30数年前、皇太子殿下ご夫妻(今の天皇陛下ご夫妻)が羽後町をご訪問された時には、小畑勇二郎知事の依頼で「西馬音内盆踊り人形」(端縫いと彦三頭巾の2体)を製作し、献上されています。盆踊り人形や押し絵の先駆者です。
(写真・西馬音内盆踊りを踊る縄野さん)
縄野さんは「イタリアでは、(藍染の)着物のうえに宇宙があると評価された。まだまだ90歳、これからもやれることをやっていきたい」と元気に話していました。
俳句の仲間からは 「春帯を きりりと締めて 三女あり」 の一句が贈られました。
by shouichiro_sato | 2013-03-17 20:30 | 羽後町 | Comments(0)