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DHA由来物質

 有効な治療法がない重症化したインフルエンザ患者の治療薬開発に結びつくことが期待される化学物質が、秋田大学大学院医学系研究科の今井由美子教授らの研究チームによって、世界で初めて発見されました。

 青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)が体内で化学変化してできる物質プロテクチンD1(PD1)が、インフルエンザウイルスの増殖の抑制に最も効果があることを突き止めたもの。現状では救命が難しい患者に対する有効な治療薬となる可能性が高く、日本時間のきょう8日、米科学誌セル電子版で発表されています。

 今井教授によると、既に特許は申請済みで、今後は製薬会社などと連携して動物実験から臨床実験に移行し、人への治療薬としての可能性を探っていくとのこと。「世界に通用する研究成果を秋田から発信できたことが、うれしい」(秋田魁新報の記事)と語っていました。うれしいニュースです。一日も早い実用化を、期待しています。

 ところで、青魚とはイワシやサバ、サンマなどの「背の青い魚」の総称。その脂質はエイコサベンタエン酸やドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸の比率が高く、血液中の悪玉コレストロールを減少させる効果があると言われてきました。・・・・・青魚は私も大好きで、いつも「サバ缶」を愛用しています。 ?。

by shouichiro_sato | 2013-03-08 22:15 | 社会・話題 | Comments(0)  

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