鳥海山で遭難
2013年 01月 04日
その後、雪穴を掘ってビバークしているから「無事だ」ということが伝えられ、3日昼には500m程離れた所にある山小屋「祓川ヒュッテ」に避難し、食糧や暖を摂れる状況になったことがわかりましたが、3日の救助活動は吹雪に拒まれて(2次遭難の恐れもあって)中止。ようやくきょうの午前10時半過ぎ、救助隊のスノーモービルで全員が帰って来ました。何はともあれ、ホッとしました。
2日午前4時過ぎには、秋田地方気象台が由利本荘地域に「暴風雪警報」を出して警戒を呼びかけていましたが、「天候がここまで崩れるとは思っていなかった。認識が甘かった」と、救助された45歳の男性は語っていました。
それにしても、8人には事故後の冷静な判断と対応、それに幸運がありました。携帯電話が通じて連絡ができたこと。冬山の知識がありビバークしながら、励ましあったこと。山小屋が近くにあり、そこに食糧や燃料があったこと・・・などが、猛吹雪が続く中で無事に生還する支えとなりました。
県警察本部をはじめ、救助に当たった関係者の皆さんに感謝するとともに、山を愛する男たちにはこの教訓を仲間に伝えてください。(穏やかな気候になったころには)是非とも山小屋に必要な物資を届けていただきたいと思います。

by shouichiro_sato | 2013-01-04 20:37 | 事件・事故 | Comments(1)