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日本未来の党

 またまた新党の立ち上げです。「太陽の党」と合流して結成された「日本維新の会」が脱原発から後退していると思われたことから、段階的に原発依存から脱却する「卒原発」を前面に打ち出した新党、「日本未来の党」の設立届けが28日、総務大臣に提出されました。

 代表は「卒原発」を提唱してきた嘉田由紀子滋賀県知事。党名や代表の座を差し出してまで結集を呼びかけた「国民の生活が第一」の小沢一郎氏が仕掛け人といわれているものの、同党と「減税日本・反TTP・脱原発を実現する党」や「みどりの風」、社民党を離党した前議員などが結集。第3極の主役であった「日本維新の会」に対抗する強力なライバルの出現です。

 衆院選の公示まであと4日。これで選挙の構図が12党で争われることに固まったと思われますが、これだけ離散集合が続くと、それぞれの党の公約や政権構想がどうなのか。違いも分かりにくくなった感じです。

 小沢氏は同党の立候補予定者の政治活動ポスターには谷亮子議員を起用し、嘉田知事を党首に迎えて政党のイメージチェンジを図るなど、勝つためには何でもありの「我が身を捨てる」戦術。しかし、嘉田氏が公表した予定している公約の柱は子育て支援で、「(クーポー券や現金で)月2万6千円の子ども手当」を支給すると述べるなど、小沢氏が民主党幹事長時代にまとめたバラマキ政策が復活しており、「卒原発」以外の政策は実現できなかった2009年民主党マニフェストと「ドングリの背比べ」になりそうですネ。

by shouichiro_sato | 2012-11-29 22:42 | 12・総選挙 | Comments(0)  

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