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牛肥育団地

 北海道の畜産業者「太平畜産」と「JA秋田おばこ」(大仙市)は来年度、仙北市角館町に県産黒毛和牛の大規模肥育団地を開設することが明らかになりました。肥育頭数は200頭からスタートし、2年目以降は600頭、約10年後には県内最大規模となる1千頭に拡大する計画です。

 敷地面積は2.2ヘクタールで牛舎3棟、堆肥舎1棟、乾草舎1棟などを建設。総事業費は6億5千万円で、運営は同社やJA、地元農家らが出資する農業法人が行い、数人程度の地元雇用も見込まれるとか。県と市は施設整備費や県産子牛の導入費などに計約2億5千万円を補助する方針です。

 来年夏にも北海道で育てた肉牛200頭を搬入し、その後はあきた総合家畜市場などから1ヶ月当り約30頭ずつ購入して頭数を増やすとのことであり、県内の繁殖農家にも経済効果が期待されます。

 仙北市では今月、建設コンサルタント会社(東京都)が来年春から同市西木町の工業団地で、夏に収穫・出荷するイチゴの水耕栽培を始めることを発表しています。今年中にパイロット事業でハウスを建設し、来年にはハウス内に養液栽培施設を整備して定植。本格的な収穫は平成26年からで、生産目標は年間で40トン。観光農園や加工所も併設し、30人ほどの雇用を見込んでいます。

 大震災後に落ち込んでいる観光事業の復活キャンペーンや台湾との交流、農業分野での新たな取り組みなど、仙北市から発信される産業振興の話題が多いこのごろです。 

by shouichiro_sato | 2012-11-22 23:41 | 産業振興 | Comments(0)  

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