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野田首相の決断

野田首相の決断_f0081443_21494989.jpg 野田佳彦首相はきょう行われた安倍晋三・自民党総裁との党首討論で、次期通常国会での衆院議員定数削減の確約を前提に「今週末16日に衆院を解散してもいい」と表明しました。
 
 (写真・今夜の「NHKニュース7」より)

 自民党はその後に開いた緊急幹部会で野田首相の提案受け入れを決めたことから、衆議院は16日に解散されることになりました。政府・民主党は今夜の三役会議で、衆院選挙は12月4日公示、16日投開票の日程を決定しています。

 「近いうちに国民の信を問う」と野田首相が約束してから3ヶ月。ズルズルと延命を図るような最近の政治状況にウンザリしていましたが、野田首相は「寝耳に水」(民主党議員)の意思表明で解散に踏み切りました。13日の衆院予算委員会で「近いうちと言った意味は重たい。近いうちに解散するということだ」と述べた首相に対して、民主党常任幹事会は党の総意として「年内解散に反対」を確認し、輿石東幹事長が首相に伝えていましたので、(首相の発言に)民主党内には動揺と反発が広がっています。

 しかし、野田首相は自らの政治姿勢を貫き、決断しました。党利党略の駆け引きや支持率の低下に怯むことなく、ここで国民の審判を受ける判断をしたことは、「日本の再生」と「政治の活性化」のためにも評価されます。

by shouichiro_sato | 2012-11-14 22:52 | 国政・時事 | Comments(0)  

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