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新党乱立?

 東京都の石原慎太郎知事(80歳)は午後3時から緊急の記者会見を開き、知事の辞職と新党を結成して国政に復帰する意思を表明しました。その後、応援団を務めている「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表とも会談し、同党を解党した上で石原氏が代表となる新党の結成に向けた手続きに入ることで合意しています。

 長い間続いた自民党政権から、鳩山・菅・小沢の3氏によるトロイカ体制の民主党に交代したものの、綱領も無い政党では「反自民」の寄せ集めの感が否めず、消費税増税問題で小沢一郎氏らが離党して新党「国民の生活が第一」が発足。一方、既成政党に対抗して橋下徹大阪市長が代表となる「日本維新の会」が結成され、新たな第三極として注目されています。

 国民の民意が多様化する中で様々な政党が出てくるのは当然としても、実際に理念や政策はどうなのか。「中央集権や官僚政治の打破」などには共感するものの、「現憲法の破棄」や「地方交付税の廃止」など、新党の極端な政策には違和感も覚えます。

 選挙が近づくとマスコミ受けするパフォーマンスが目立ってきますが、一時の人気で判断すると後悔することは、民主党が政権交代を果たした先の総選挙が教えてくれています。

 ところで、解散・総選挙の時期についての考えは各党によって様々なようです。一日でも早く求めているのは自民党と公明党。政党助成金の基準となる1月以降でないと選挙資金に余裕の無い「国民の生活が第一」。日本維新の会も石原新党もこれから候補者を決めて準備をするとなれば、年内では間に合いません。もちろん民主党はできるだけ先送りしたく、夏の衆参同時選挙が理想?でしょう。

 このままズルズルと政治の混迷・停滞が続くのでしょうか。

by shouichiro_sato | 2012-10-25 23:30 | 国政・時事 | Comments(0)  

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