連載中止
2012年 10月 19日
記事は日本維新の会代表の橋下徹氏(大阪市長)の出自を題材としたもので、橋本氏の父親や親族の過去を探る内容でしたが、橋下氏は「内容が一線を越えている。危険な血脈思想で、人格否定にもなる」と批判。18日の記者会見では、朝日新聞と週刊朝日の取材を拒否すると発言していました。
連載打ち切りの理由について同誌編集長は「不適切な記述が複数あり、このまま連載の継続はできないと判断した」と全面降伏。親会社の朝日新聞社も「橋下大阪市長をはじめ、多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深刻に受け止めています」との謝罪コメントを出しています。
抗議を受けて連載を中止するという今回の事態。橋下氏だからこうした抵抗ができたかもしれませんが、センセーショナルな話題や見出しで注目されたい(売りたい)週刊誌としては、異例の対応です。もっとも、2社は独立した会社であり、それぞれの編集は独自に行われているのに、親会社と子会社が一緒に謝罪するという今回の出来事は、波紋を広げそうです。
by shouichiro_sato | 2012-10-19 22:15 | 社会・話題 | Comments(0)