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国際交流

 10月14日は古代アンデス文明の研究に生涯を捧げ、南米・ペルーの発展にも貢献した、故天野芳太郎先生の命日(昭和57年、ペルー・リマ市でご逝去。享年84歳)。没後10年となった平成4年10月14日には、出身地である男鹿市脇本に「顕彰碑」が建立され、きょうはそれから20年という節目の日でした。

 午前11時から同市脇本公民館で、男鹿市脇本天野芳太郎顕彰会の高桑繁さん(脇本振興会長)さんら世話人が主催して偲ぶ記念会が開かれ、渡部幸男・男鹿市長を始めとする男鹿市民の皆さんや、あきた南米交流会のメンバーなど50人余が参加しました。 
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  (写真・顕彰碑の前で挨拶する高桑さん。その後に参加者全員が献花しました)

 午後4時からは湯沢市で、「サンパギータの会設立20周年」の記念式典と祝賀会。フィリピン出身で秋田県南に在住する既婚女性を激励し、日本語教室やフィリピンの親御さんを娘の嫁ぎ先に招待することなど、国際交流の輪を広げてきたサンパギータの会(会長・小川ひさ子さん)が主催する事業に参加してきました。(「サンパギータ」は白い花で、フィリピンの国花です)

 スピーチでは---- 高橋ロイナさん(大仙市大曲)「言葉だけでなく、美しさや文化を理解できるようになった。何度も帰ろうと思ったが、周りの人の支えがあってここまで来た。日本とフィリピンの絆を強くするように頑張ります」

 半田ジェシルさん(横手市十文字町)「最初は言葉がわからず、ニコニコして過ごした。言葉を覚えれば楽しくなってきた。家族と仲良く過ごしていきたい」

 渡辺マリーサさん(湯沢市雄勝町)「サンパギータの会のお陰で皆さんと出会った。少し寒くて帰りたい時もあったが、家族や先生、近所の人が支えてくれた。今は本当に幸せです」

 ダイアナレイン・ハヴァーさん「覚悟の上でこの地に来た。寂しさや悔しさを乗り越えてきた。支えてくれた皆さんに感謝しているので、今度はこの地に桜を咲かせたい」

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(写真・フィリピン出身の皆さんが母国の歌や踊りを披露しました。湯沢グランドホテル)

by shouichiro_sato | 2012-10-14 21:38 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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