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年金加入者の年収

 厚生労働省が公的年金に加入している人の年収を調べたところ、国民年金加入者の半分以上が年収100万円を下回っていることが分かりました。

 公的年金に加入している15歳以上の平均年収は、自営業者などの国民年金加入者で159万円。厚生年金や共済年金に加入しているサラリーマンや公務員で426万円。その妻など保険料を自ら払う必要のない人が55万円で、全体の平均は297万円でした。

 そのうち国民年金の場合は収入のない人と50万円以下の人を合わせると38%、50万円以上100万円以下の人が17%で、全体の55%が100万円を下回っています。これらの人を職業別でみると無職の人が28%、パートなどの不定期な働き方の人が23%でした。これではとても保険料(月額1万4980円)を払うことなどできません。

 国民年金保険料の納付率が6年連続で減少し、平成23年度は58.6%と過去最低を更新している背景には、低所得の実態がありました。

by shouichiro_sato | 2012-07-09 23:10 | 社会・話題 | Comments(0)  

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