防犯カメラ

　特別手配されていたオウム真理教の元信者（５４歳）がきょう午前、都内の漫画喫茶を出たところで発見され、逮捕されました。手配された１９９５年５月から１７年間の逃亡生活に、市民からの情報提供が決め手となって終止符が打たれました。

　サリンを使った無差別殺人事件などで特別手配されていた元信者で、最後まで行方が分からなかった３人のうち、昨年の大晦日に男性の一人が出頭。さらに偽名を使っていた女性が今月３日に逮捕され、残る（一時は逮捕された女性と同居していた）男性への包囲網が一気に狭まりました。

　警視庁は男性の最近の姿が写った防犯カメラの写真や、同容疑者が購入したキャリーバックの写真などを連日公開。特別手配された当時の写真とは全く違う状況ながら、にわかに市民の関心を惹き付けて来ました。

　銀行やショッピングセンター、職場などに設置されている防犯カメラの写真を丁寧にチェックして容疑者に関わる情報を公開し、追い詰めていった捜査陣の作戦も奏功しました。

　それにしても、銀行やコンビニ、駅、事務所、繁華街など、防犯カメラを設置するところが増えています。知らない間に私たちの行動がチェックされている、そんな社会になっていますネ。