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夫人の手紙

 あす(14日)発売の「週刊文春・6月21日号」に、民主党の小沢一郎元代表の夫人が昨年11月、地元の複数の支援者に送った手紙が紹介されています。

 それによると、昨年3月11日に発生した東日本大震災の後の小沢氏の言動について、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げ出しました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げ出した小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と、書かれているとか。

 さらに「かつてない国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく自分の保身の為に国政を動かそうとする、こんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています」とも綴っています。

 そういえば、小沢氏が(地元の)岩手県沿岸部の被災地を訪問したのは大震災から10ヵ月後、今年1月3日のことでした。

 これについて当時の小沢氏は、「お見舞いに現地を歩くことが政治家の仕事なのか?お悔やみを申し上げることが政治家の仕事なのか?私はあえて憎まれ口をきくけれど、やはり政治の役割というのは、そういうことではないと思う。このような深刻な事態をどのようにして克服していくか、そのためには政治の体制はどうあるべきなのか、政治家はどうあるべきなのかと考えるのが、本当に国民のための政治家のあり方だと私は思っている」と述べていました。

 小沢氏の最も身近にいた夫人の手紙は「蜂の一刺し」になる可能性もあり、波紋を呼びそうです。夫人は昨年7月に家を出て、現在も小沢氏と別居中です。

by shouichiro_sato | 2012-06-13 22:18 | 社会・話題 | Comments(0)  

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