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がれき処理

 大仙市は昨日から、県内で初めてとなる岩手県からの震災がれきの受入を始めました。1日約10㌧、2年間で最大約5200㌧を処理する計画です。

 同市の栗林次美市長は1月、住民の理解を前提にして震災がれきを受け入れることを、県内の自冶体では最初に表明。3月下旬には同市の焼却場で燃焼試験を行い、県が空間放射線量や土壌の放射性セシウム濃度、排ガスなどにがれき処理の前後で変化がないことを確認していました。

 焼却場や焼却灰を埋め立てる最終処分場の周辺住民からは大きな異論はなかったものの、県は定期的に放射線量などの測定を行い、公表することにしています。被災地への支援については誰もが理解しながらも、適切な情報提供がなかったために、全国では協力したい自冶体にも混乱や不安を招いたがれき処理の問題ですが、秋田県内でもようやく動き出しました。

 湯沢市雄勝郡では広域のごみ焼却施設が羽後町に、最終処分場が湯沢市にあり、がれきの受け入れに向けた準備が進んでいます。4月29日(日)には湯沢雄勝広域交流センターで、環境省や岩手県、秋田県の関係者も参加して、住民説明会が開催される予定です。

by shouichiro_sato | 2012-04-24 21:14 | 地方自治 | Comments(0)  

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