政治判断
2012年 04月 03日
昨年3月、東日本大震災が発生した時には官房長官の要職にあり、不眠不休で政府のスポークスマンを務めました。特に福島第一原子力発電所が爆発してからは、「ただちに、健康に影響は無い」と繰り返していたました。
野田内閣では前任者の辞任を受けて閣僚に復帰。原発の安全確保と再稼動について、政治判断をするという重い責務を担当しています。
原発の再稼動に前向きだったと思われる枝野大臣も、2日の国会答弁では「現時点では私も再稼動に反対だ」。一夜が明けたきょうは「昨日は(十分な情報がない中で)申し上げた」と、揺らいでいます。
関西電力大飯原発の再稼動を検討する今夜の関係閣僚会議では、野田首相が福島第一原発の事故の教訓を踏まえた暫定的な安全基準を作るように指示し、結論を先送りしました。「政治判断」とはいうものの、政治家の(思惑がありそうな)言葉だけが先行し、判断の基準が曖昧では、再稼動するために理解を得るのは困難ですネ。
by shouichiro_sato | 2012-04-03 22:56 | 国政・時事 | Comments(0)