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民主党

 一体、この政党はどうなっているんでしょう。総選挙のマニフェストはほとんど後退し、消費税増税では党内が混乱状態。国民の期待を担って政権交代を果たしたのに、結果は「寄せ鍋」の政党でした。またぞろ、政治不信がつのる状況になりつつあります。

 今月中に消費増税法案を閣議決定し、国会提出を至上命題としていた野田佳彦首相にとって、何とか体裁は保ったように見えるものの、成立の見通しは全く立っていません。それどころか、民主党内の小沢元代表のグループらが法案採決で造反する構えを見せており、政務三役や党の役職にある17人が辞表を提出するなど、党分裂?の可能性もはらむ展開となってきました。

 「今国会中に全力で成立を期す。政治生命を懸ける」と表明した野田首相は、成立しなかった場合は解散か総辞職かを問われると「私の胸三寸だ」。

 参院がねじれ状況にある中では、自民党などの協力がなければ法案成立の可能性はなく、野田首相に残された選択肢はただ一つ。成立後の解散を約束して野党の主張に譲歩する「話し合い戦略」でいくしかありません。もっとも、自民党の谷垣総裁は「増税する前に国民に信を問え」の一点張りですから、どこに突破口があるのか・・・・。

 新人議員が多い小沢グループにとっては、消費税増税を先送りして、9月の党代表選挙で主導権を握り、来年の任期満了まで持ちこたえる。その間に民主党への向かい風が少しでも和らぐのを待つ作戦?でしょう。

 「何も決めれない民主党」によって、またぞろ政治が停滞し、混乱しそうです。

by shouichiro_sato | 2012-03-30 22:18 | 国政・時事 | Comments(0)  

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