卒業式
2012年 03月 17日

ソメイヨシノは今月末で定年退職する校務員の今野定行さんが育てたもので、15年前から毎年、卒業生の門出を祝っています。
仙道小のある場所は羽後町でも最も雪の多い地域で、今も2m近い積雪があります。例年、卒業式は雪に囲まれた校舎で行われていますが、校務員として地元の小学校に赴任した今野さんは、子供たちに夢をもってもらいたいと、この時期のサクラの開花に挑戦してきました。
平坦部と結ぶ真坂峠には桜並木があり、毎年、役場に通勤しながら雪で枝折れした桜の木々を見ていたために、これを集めてボイラー室で育てたのがキッカケだとか。卒業式に合わせて花を咲かせるには、温度や湿度管理などに相当な苦労があったようですが、今では子供たちもツボミの様子が気になって、霧吹きなどの作業に手伝ってくれたとのことです。
尚、今野さんの咲かせたソメイヨシノは4月の入学式の頃に満開となり、今度は新入生を迎えます。
by shouichiro_sato | 2012-03-17 22:31 | 羽後町 | Comments(0)