「走れメロス」

　たざわこ芸術村（仙北市）にあるわらび座小劇場で、「走れメロス」を鑑賞しました。昨年、修学旅行で来県した大阪府立吹田高校の農家民宿を引き受けた羽後町田代の有志が、これからの交流事業を進めるために実施した、研修会の一環です。

　太宰治の名作「走れメロス」を、オリジナルの和楽器組曲で演奏する舞台。和楽器とパフォーマンスで魅せる「響（ひびき）」の４人が、葛藤と挫折、復活を繰り返し、地震と深く向き合う人間の姿をエネルギッシュに演ています。

　琴・尺八・数々の太鼓・篠笛・フルート・ドラム、それにシンセサイザーなどを駆使し、汗いっぱいの熱演に、感動しました。（写真撮影は禁止のため、写真では紹介できません）

　「走れメロス」の公演は明後日の２１日まで。２４日からは３月２０日まで、宮沢賢治の「セロ弾きのゴージュ」のミュージカルが上演されます。出演者と一体感のある小劇場に、是非ともお出かけください。

　尚、「わらび座」が創立されたのは１９５１年２月１９日。きょうは６１回目の誕生日でした。