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1兆2902億円

 13日発表された秋田県の2012年度一般会計当初予算案によると、総額で6026億7800万円で、前年度比0.1%(5億2600万円)、2年ぶりに増額となっています。風力発電などの再生可能エネルギーの導入促進、医療費助成の拡大などの少子化対策、公共事業の増加など、重点施策6分野への配分を手厚くしています。

 しかし、歳入では県税収入と地方交付税(臨時財政対策債を含む)の減少により不足額は11年度より拡大。財政調整基金と減債基金を取り崩すほか、3年ぶりに県債の発行額を増加しました。結果、12年度末の県債残高は当初予算の2倍以上となる1兆2902億円にまで膨れ上がり、逼迫した状況になっています。

 12年度は佐竹知事にとって任期最後の年。寺田前知事の(最後の任期となった)3期目の時もそうでしたが、為政者?は任期が終わりに近づくと、借金を増やしてでも「大判振舞い」したくなるようです。

 ただ、投資的経費のうち、公共事業と国直轄事業負担金を除く「その他投資的経費」は195億3200万円で、前年度比-13.1%の大幅な減。重点施策を推進する影響でどんな事業が削減の対象になったのか、知りたいものです。

by shouichiro_sato | 2012-02-14 22:39 | 秋田県 | Comments(0)  

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