姑息な手段
2011年 12月 28日
政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を沖縄県に提出するためにとった方法は、さらに沖縄県民の怒りへ油を注ぐことになりそうです。
これが国の重要課題を進める手続きなのかと、目を疑いました。
野田佳彦首相が「年内の提出」を米国に約束したとはいえ、御用納めの日の夜明け前を狙うとは。国を守る防衛省といえども、ただ書類を置いてきたことで「約束を果たした」とはいえないでしょう。政府の方針が定まっていて、沖縄県の理解を得なければならないとすれば、何故、一川保夫防衛大臣が堂々と書類を持って県庁に行かないのか。
宅配業者や夜明け前の行動など、こうした姑息な手段をとるようであれば、問題の解決はさらに混迷を深め、遠退いたと思われます。とても国家の仕事とは言えません。
by shouichiro_sato | 2011-12-28 22:48 | 国政・時事 | Comments(0)