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新聞社の姿勢

 11日夜、野田佳彦首相は記者会見でTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の参加に向けて関係国と協議を始めると表明しました。国論を二分している中で、12日の新聞の社説には全国紙と地方紙で大きな隔たりがありました。

 全国紙は野田首相の決断を評価し、さらにハッパをかける論調が目立ちます。
  「TPP参加へ 日本に有益な『開国』の決断」(読売新聞)
  「TPP交渉へ 何もかも、これからだ」(朝日新聞)
  「TPP参加表明 日本が協議リードせよ」(毎日新聞)
  「『攻め』のTPP交渉で日本の舞台広げよ」(日本経済新聞)
  「TPP参加交渉 攻めの戦略で国益守れ」(産経新聞)
  「TPP交渉参加 優柔不断では道開けぬ」(中日新聞)
  
 
 地方紙は拙速な取り組みで課題が多いと主張しています。
  「TPP参加表明 熟議なき決定は遺憾だ」(秋田魁新報)
  「TPP交渉参加表明 首相の決断は納得できない」(河北新報)
  「国民に不安を直視せよ TPP交渉参加表明」(北海道新聞)
  「国民理解へ経過説明を TPP交渉参加」(岐阜新聞)
  「TPP交渉参加へ 国民置き去りの判断だ」(中国新聞)
  「TPP交渉参加へ ノーサイドの笛吹かせない」(宮崎日日新聞)
 

 ところで昨日は、読売巨人軍の球団代表兼ゼネラルマネージャーが球団会長を批判した記者会見がありました。NHKの夜のニュースではTPP問題の次に報道された出来事でしたが、今朝の新聞各紙の扱いは様々です。

 朝日や毎日は社会面のトップで写真入、産経新聞は1面で大きく取り上げました。一方、読売はスポーツ面の下段に小さな記事(写真なし)。読売系列の日本テレビはニュースのダイジェスト版で報じただけでした。

by shouichiro_sato | 2011-11-12 23:22 | 社会・話題 | Comments(0)  

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