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震災がれき

 東日本大震災の大津波で発生した大量のがれきの処理について、秋田県内の全ての市町村が「受け入れない」「現段階では受け入れない」意向であることが、県の調査で分かりました。

 岩手県では8月、沿岸北部の久慈市、洋野町、普代村、野田村のがれき計13万トン(10tトラックで約1万3千台)の受け入れを本県に要請していました。当初は東北の復興に協力する姿勢だった市町村も、焼却灰などから放射性物質が検出された事例があることから、「住民の理解が得られない」として対応が後退しています。

 「国ががれき処理の基準を明示すれば検討の余地はある」(小坂町)という自治体はあるものの、焼却灰の安全性やがれきの放射性物質の検査結果が明らかになっていないことも、問題を難しくしている模様です。

 ただし、産業廃棄物処理場は立地を計画するだけでも地域住民の理解と協力が不可欠な施設だけに、県内にある処分場の容量では、もともと困難なことかもしれません。むしろ、広大な面積がある岩手県内に特例で新規の処分場を整備する方がコストも安く済むのではないかと思いますが・・・、国の法律には緊急時の特例が認められていないのでしょうか。

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  (写真・大量のがれきはどう処理されたのでしょうか。9月1日の大船渡市沿岸部)

by shouichiro_sato | 2011-10-21 21:53 | 東日本大震災 | Comments(0)  

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