生活保護

　厚生労働省がきょう（１２日）発表した生活保護受給者は、６月末現在で２０４万１５９２人。５月末より１万人以上増え、４ヶ月連続で２００万人を上回りました。２０４万人を超えたのは戦後の混乱期である昭和２６年度（１９５１年）の月平均２０４万６６４６人、２７年度（１９５２年）の月平均２０４万２５５０人以来のこと。このまま増加していけば、過去最多になる可能性があります。

　受給世帯数も１４７万９６１１世帯で、過去最多を更新中。最も多いのは高齢者世帯の６２万８９５０世帯ですが、働く年齢層の「その他の世帯」が２４万９０１７世帯で、増え続けています。

　平成４年度は５８万６千世帯に減少したものの、その後は増加に転じ、平成１６年度には９９万８千世帯になりました。それからさらに５割も増えてきた要因は、「高齢化や不況による雇用環境の悪化が影響している」と分析されています。