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秋田まるごと市場

 秋田市中通の再開発事業で懸案となっていた商業施設の核テナントに、同市卸町にある「秋田まるごと市場」(大島紳司社長)が出店することになり、きょう仮契約が結ばれました。商業施設の管理・運営を行う「秋田まちづくり」(藤井明社長)と同社は昨年から交渉を続けていましたが、面積や敷金の条件などで折り合いがつかず、交渉が長引いていたと伝えられてきました。

 確かにそうした条件があったにしろ、多くの商業関係者が一番心配しているのは、県立美術館の移転や秋田市の交流施設の建設などで「本当に賑わいを創出できるのか」ということ。再開発事業の計画には未だに賛否の議論があり、施設の建設工事も遅れています。同社以外に手を挙げる企業が無かった?のも不安材料です。

 しかし、厳しい環境の中で出店を決意した秋田まるごと市場には、秋田市が整備する「にぎわい交流館」や周囲の商店街を巻き込んで、集客の核になってほしいものです。コンクリートのハコモノは設計変更が無理?にしても、中心市街地のイメージ戦略とソフト開発はまだまだこれからです。
秋田まるごと市場_f0081443_21165547.jpg
  (写真・ハスが茂るお堀の向こうに見えるのは平野美術館。秋田市広小路から)

by shouichiro_sato | 2011-09-13 23:50 | 産業振興 | Comments(0)  

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