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「情けない」

 被災地の知事に暴言をはいた松本龍復興担当相が、きょう辞任しました。東日本大震災からの復興を最重要課題としていた菅直人内閣の目玉だった大臣が、就任から9日で辞職するとは。こんなお粗末な話はありません。

 辞任の理由も「個人的な事情」とした、松本・前大臣。辞表提出後の記者会見でのやり取りを確認してみると、議員としての資質や人格さえも疑われる応答でした。

 その一部には、「環境省の皆さん、防災担当の皆さんにお世話になったことに、お礼を申し上げたい。一番お世話になったのは妻と子供たちで改めて感謝申し上げたいと思っている」(会見では被災者への言葉はなく、記者とのやり取りの途中で「すみませんが、冒頭に被災者の皆さんに対するお詫びを入れておいて下さい」とのこと)

 「私は被災された皆さんから離れませんから。相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取り組んでいきたい。わたしもこれから、復興に向けて汗をかいていきたいと思う」(「何を今さら」という感じです。・・・どこまで信じていいのか?)

 それにしても、こうした出来事に対して任命権者である菅直人首相からは一言もなく、一部の閣僚からは擁護する声さえ出ていました。何んとも情けない内閣であり、このような状態ではますます政治は停滞します。即刻退陣して新しい体制を構築しなければ、民主党そのものが沈没してしまうでしょう。シッカリしてください、民主党議員の皆さん。自ら改革できなければ、(非常時ではあっても)国民に信を問うしかありません。 

by shouichiro_sato | 2011-07-05 21:31 | 国政・時事 | Comments(0)  

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