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脱線火災事故

 28日午後10時前、JR石勝線・北海道占冠村のトンネル内で発生した特急「スーパーおおぞら」(乗客240人、乗員4人)の脱線火災事故は、乗客の避難が遅ければ大惨事になるものでした。29日午後にトンネルから運び出された車輌は6両全てが焼け焦げており、窓や車内は原形をとどめていません。

 特急電車の乗務員は煙に気づいて非常停止ボタンを押したものの、火災だとの認識がなく、札幌にある同社の指令センターも「トンネル内では煙が入ってくるため、ドアを開けるのを待つように」指示したとか。運転士が車輌の様子を確認したり、車掌が避難路の安全確認のためにトンネル内を確認している間に、乗客は自力でドアを開けて避難を始めていました。

 JR北海道が火災を認知したのは事故から2時間後で、乗員による車輌からの避難指示やトンネル外への誘導もなかったようです。・・・・自力でドアを開けた乗客たちの機転がなければ、どうなったことか。焼け焦げた車輌を見て背筋が寒くなりました。

 同社のマニュアルには煙への対応方法に関するものはなかったこと。緊急停止がトンネル内で行われたことなど、検証しなければならないことが多くあります。1972年に、急行「きたぐに」が福井県内の北陸トンネルで火災を起こして緊急停車した事故(30人死亡、714人が負傷)がありましたから、「想定外」の出来事ではなかったはず。事故原因の究明をシッカリ行い、二度と繰り返さないことを切望します。

by shouichiro_sato | 2011-05-30 23:56 | 事件・事故 | Comments(0)  

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