「自粛しないで」

　死者・行方不明者が２万８千人を超えるという、甚大な被害をもたらした東日本大震災。大津波に襲われた被災地の様子や、東電福島第一原発の事故の惨状を目の当たりにして、とても普段の感覚で生活できないということでしょうが、全国的にまつりや催し、旅行、飲食を伴なう会合等が自粛されています。

　さらに、工場の操業停止や消費者心理の悪化で、景気の落ち込みが顕著になってきました。

　こうした状況を受け、佐竹敬久秋田県知事は１２日の記者会見で、「自粛が続けば、経済の落ち込みや雇用不安を招く。隣県の復興に力を貸したくても，ままならなくなる」として、過度な自粛を行わないように呼びかけました。

　ところが、当の佐竹知事は記者会見の途中で体調を崩し、検査のために県立脳血管研究センターに緊急入院。大地震発生後から激務が続き、疲労が重なっていたようです。政治家にとって体調管理は重要なこと。過度な暴飲暴食？だけは自粛するなど、くれぐれもご健康に留意してください。