増える犠牲者
2011年 04月 01日
震災から3週間。きょうからは自衛隊と米軍、警察、海上保安庁、消防が参加した大規模な行方不明者の捜索活動が、海上と海岸部で行われています。
家族や友人、知人が一瞬にして消えてしまったうえに、不自由な避難所生活が続き、これから先のことも見通せない状況の中で、被災者の皆様の心身の苦痛は大変なものでしょう。
瓦礫や泥水の撤去、道路や港湾、電気やガスなどインフラの復旧、仮設住宅の整備と同時に、当面の生活支援と雇用の創出も重要です。
菅首相はきょうの記者会見で、有識者や被災地関係者による「復興構想会議」を、震災から1ヵ月後となる今月11日までに発足することを明らかにしました。さらには、当面の対策の費用を盛り込んだ補正予算案を4月中に国会に提出する予定です。
被災された皆さんや地域が、生きていく希望が湧くような対策を早期に実行しなければなりません。この2週間は原発事故に話題が集中し、巨大地震と大津波の被災地の復興の課題が隠れてしまっている感じがしますので、政府も目に見える形で取り組んでほしいと思います。
by shouichiro_sato | 2011-04-01 22:54 | 東日本大震災 | Comments(0)