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会派離脱

 民主党の衆議院議員16人が会派を離脱し、新会派結成届けを議長に提出しました。制度上、離脱が成立するのか疑問もありますが、予算関連法案について(16人の代表が)「党執行部の指示と異なることもあり得る」と述べるなど、今後の動きが気になります。

 16人に共通しているのは衆議院の比例選出議員であり、小沢元代表に近いことですが、新会派の結成宣言文では、「菅政権は国民との約束、マニフェストを捨てた」「菅政権は政治主導の御旗も捨てた」「民主党の理念、そして『国民の生活が第一』という、国民の皆様との約束も捨て去った」と、厳しく指摘しています。

 ところで、先の総選挙で米軍普天間飛行場の移設先について「できれば国外、最低でも県外」と発言していた鳩山由紀夫前首相。迷走の挙句に沖縄県名護市へ移設する当初計画に戻った理由について、米軍の抑止力維持を挙げたことは「方便」だったと語ったことが、13日の沖縄の新聞などに掲載されています。県内移設の根拠が崩れ、沖縄県民を愚弄するような鳩山氏の発言が、民主党への国民の信頼をさらに低下させている中、今度は内紛勃発です。

 16人の行動についての評価は様々あるにしろ、当選したばかりの「一兵卒」議員に造反されるようでは、菅政権も民主党も、情けないと言うほかありません。

by shouichiro_sato | 2011-02-17 23:21 | 国政・時事 | Comments(0)  

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