エジプト
2011年 02月 12日
今回の革命を中日新聞は「指導者なき革命の勝利」と報じました。主役はインターネットを通じて、政権への怒りを共有した無党派の若者達でした。
同紙カイロ支局の内田康記者は、「危険な野党指導者を根絶しても、ときの大国に追従しても、政権は倒れる。チュニジア、エジプトがそれを証明し、歴史は変わった」と伝えています。
10年程前に訪問したことがあるエジプトのカイロ。宿泊したホテルは中心部にあるタハリール広場の近くだったような気がします。11日には、その広場が10万人以上の群集で埋まった写真を見て、暴力ではない民衆の力に圧倒されました。(ただ、17日間に及んだ一連のデモで300人以上が亡くなったとも報じられていますから、一部では大統領派との激しい応酬もあったことでしょう)
インターネットなどを媒体とした新しい国民運動は、さらに世界を駆け巡るのか、注目です。
by shouichiro_sato | 2011-02-12 22:52 | 今日の出来事 | Comments(0)