公約破綻
2011年 02月 05日
自民党はもとより、民主党が衆議院で予算関連法案を再可決をするために、秋波を送っていた公明党もここへきて「財政再建の道筋が見えない」と、対決姿勢を鮮明にしてきており、菅政権は崖っぷちに立たされた状況でしょう。
先の総選挙では「国民の生活第一」と特色あるマニフェストで国民に訴えた民主党が、自ら約束したことに縛られて政権が行き詰るという、何んとも情けない状態です。菅首相が三顧の礼で迎えた与謝野馨経済財政担当相が、民主党の財源捻出案について(衆院予算委で)「無知だったと言わざるを得ない」と述べたように、公約破綻はますます現実的なものになってきました。
関連法案が成立しなければ、国民生活や景気に重大な影響を及ぼす可能性があり、早くも予算案の修正協議を呼びかける民主党執行部。公約した子ども手当や最低保障年金など、財源問題をクリアーできずにマニフェストの内容を大きく見直すのであれば、もう一度、国民に信を問うことが必要でしょう。
by shouichiro_sato | 2011-02-05 22:59 | 国政・時事 | Comments(0)